メドレー、ジョブメドレーアカデミーで、看護職向けオンライン動画研修サービスを提供開始〜専門家監修の研修を順次公開し、病院・診療所・訪問看護ステーションの教育・研修担当者の業務効率化と看護人材の育成・定着を支援〜

2025.6.11 ニュースリリース

株式会社メドレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀧口 浩平)が提供する、介護・障がい福祉・在宅医療向けのオンライン動画研修サービス「ジョブメドレーアカデミー」は、看護職向けに特化したオンライン動画研修サービスの提供を新たに開始しました。
東京医療保健大学副学長の坂本すが教授が全体監修する専門性の高い研修コンテンツを順次公開し、病院・診療所・訪問看護ステーションにおける教育・研修業務の担当者の業務負担を軽減するとともに、看護人材の育成と定着を支援します。

■ジョブメドレーアカデミーとは
ジョブメドレーアカデミーは、介護・障がい福祉・在宅医療向けのオンライン動画研修サービスです。事業所の職員は、各分野の専門家が監修・解説する7,500本以上※1の豊富な動画で、基礎から応用まで学ぶことができます。受講状況の把握や多言語対応など、介護・障がい福祉・在宅医療の事業所における教育・研修などの幅広いニーズに対応し、受講者数は22万人を超え※1、多くの事業所で研修業務の効率化や職員のスキルアップのために活用されています。


※1:2025年2月時点


■看護職向けオンライン動画研修サービス提供の背景と目的
国内人口の約35%が65歳以上となる「2040年問題」※2を背景に、医療・介護・福祉への需要は増大し、医療・介護・福祉の働き手の不足はますます深刻化しています。特に看護師の有効求人倍率は、全職業平均となる1.24倍に比べて2.42倍と高い水準で推移しており※3、人材の確保だけでなく定着に向けた取り組みが医療機関や事業所の喫緊の課題となっています。
また、日本看護協会の調査によると、新卒看護師の離職理由として「看護職としての適性への不安」「看護実践能力への不安」が上位に挙がっており※4、研修機会やサポート体制の不足が新任の看護師の不安を高めて離職につながる一因となっていることがわかります。こうした結果からも、看護師の定着を促進するためには教育体制の強化が不可欠であると言えます。


一方、看護現場では、夜勤を含む長時間労働などの勤務環境により、研修時間の確保が困難な状況です。さらに、教育・研修担当者の不足や指導者による教育の質のばらつきも課題となっており、特にe-Learningを導入していない医療機関においては、教育・研修体制の整備や効率化に苦慮している状況が見受けられます。


メドレーでは、こうした看護現場の複合的な課題に対し、ITを活用して看護師の育成プロセスを効率化・標準化し、教育・研修担当者の業務の負担を軽減することで、看護師一人ひとりの専門性の向上と定着を支援したいと考え、看護職向けオンライン動画研修サービスの提供を開始しました。


※2:出典:「将来推計人口(令和5年推計)の概要」(厚生労働省、令和5年6月30日)
※3:出典:「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について」(厚生労働省、令和7年5月2日、保健師、助産師、看護師の合算値)
※4:出典:「2024年病院看護実態調査報告書」(日本看護協会、令和7年3月31日)


■看護職向けジョブメドレーアカデミーの特徴
看護職向けのジョブメドレーアカデミーでは、厚生労働省の新人看護職員研修ガイドラインに対応した研修や、病院・診療所・訪問看護ステーションで実施すべき法定・加算必須研修などを効率的に実施することができるオンライン動画研修サービスを提供します。東京医療保健大学副学長の坂本すが教授の全体監修のもと、研修コンテンツを順次公開していきます。使いやすい操作性、導入しやすい価格体系で、看護現場の教育・研修体制を強化し、看護人材の育成・定着を支援します。
【URL】https://jm-academy.jp/kango


1)坂本すが教授の全体監修による網羅的な研修ラインナップ
研修の全体ラインナップは、東京医療保健大学副学長の坂本すが教授が監修。サービス提供開始後も、看護実践能力習熟のためのラダー別研修、患者状態別研修、法定・加算必須研修、看護補助者・介護職員向け研修といった多岐にわたるコンテンツを順次公開予定です。これにより、看護現場の多様な教育・研修ニーズに対応するとともに、教育の質の標準化やばらつきの解消を実現します。


【坂本すが教授 プロフィール】
1971年和歌山県立高等看護学校保健助産学部卒業。1996年青山学院大学経営学部卒業。2007年埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。1976年関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院)入職。同産婦人科病棟婦長などを経て、1997年~2006年看護部長。2006年東京医療保健大学看護学科学科長・教授就任。2011年6月~2017年6月、公益社団法人日本看護協会会長。2017年6月より現職。


2)新人看護師の育成を支援する充実したコンテンツ
新人看護職員研修ガイドラインに対応した講義や実技動画により、新人看護師に必要な知識・技術の習得をサポートし、入職時から段階的なキャリア形成を支援します。また、エビデンスに基づいた看護手順書も搭載し、病院・診療所・訪問看護ステーションにおける看護技術の標準化を促進します。


3)多忙な看護師も学びやすいサービス設計
動画は1本あたり5~10分程度で、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンからもアプリで視聴できるため、看護師は業務の隙間時間を活用し、場所や時間にとらわれず受講できます。また、各動画後の確認問題による学習内容の復習で、知識・技術の定着を促します。


4)教育・研修担当者の業務効率化と研修実施のコストを削減
研修動画の選択・設定のみで研修が実施できるため、教育・研修担当者の資料作成や日程調整といった業務負担を軽減し、講師謝礼、会場費、交通費などのコスト削減にも貢献します。また、受講履歴は自動で記録・管理されるため、煩雑な管理業務の効率化も図ることができます。


看護職向けジョブメドレーアカデミーは、病院・診療所・訪問看護ステーションで求められる多様な研修ニーズに対応できるよう、更なるコンテンツラインナップの拡充を進めていきます。


ジョブメドレーアカデミーは、医療福祉人材の育成や定着、業務負担の軽減などへの貢献を通じて、医療福祉を提供する側の「働くこと」を支援するため、今後も引き続きサービスの拡充や改善に取り組んでまいります。


<株式会社メドレー 会社概要>
【代表】代表取締役社長:瀧口 浩平
【所在地】東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー13F
【URL】 https://www.medley.jp


<株式会社メドレーについて>
メドレーは、エンジニアと医師・医療従事者を含む開発チームを有し、「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもと、インターネットサービスを提供しています。現在、より良い医療・介護の実現に向けて、以下のサービスを展開しています。
患者向け「総合医療アプリ CLINICS
診療所・病院向け「クラウド診療支援システムCLINICS
かかりつけ薬局支援システム「Pharms
クラウド歯科業務支援システム「Dentis
クラウド産婦人科業務支援システム「@link
医師たちがつくるオンライン医療事典「MEDLEY
女性向け生理予測・体調管理アプリ「Lalune
医療介護の求人サイト「ジョブメドレー」「Jobley
歯科・医療求人サイト「GUPPY
歯科職種新卒向けサイト「GUPPY新卒
オンライン動画研修サービス「ジョブメドレーアカデミー
納得できる老人ホーム探し「介護のほんね
退院調整業務支援サービス「れんけーさん


<本件に関する事業のお問い合わせについて>
株式会社メドレー アカデミー事業部
【E-mail】sales@jm-academy.jp


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